FAQ よくある質問

家庭用綿実油について

Q.賞味期限切れの油を使用しても良いのでしょうか?
賞味期限は未開封で直射日光を避け常温で保存していただいた場合においしく食べられる期限を表示しています。 賞味期限を過ぎればすぐに食べられなくなるわけではありません。 安心して優れた風味を味わっていただくため、賞味期限内にご使用いただくことをお勧めいたします。
Q.未開封・開封後の油の保管方法について教えてください
開封前は、商品に表示している通り、直射日光を避け常温で保存してください。 ガスコンロ周辺などの高温になる場所は避けてください。 なお、冷蔵庫で保管する必要はありません。 開封後は、油が空気になるべくふれないようにするためキャップをしっかり閉めなおしてください。 そして、開封前と同様に直射日光があたらない室内に保管したうえで、1~2ヵ月を目安に早めに使い切るようにしてください。
Q.使用済み油の処分方法について知りたいです。
ビニール袋や牛乳パックに新聞紙をつめたところに油をしみ込ませたり、市販の油凝固剤で油を固めたりしたうえで、燃えるゴミとして捨てるのが一般的です。 油を下水に流すと家庭内の下水道管を含めて配管を詰まらせる恐れもあるので、絶対におやめください。 また、近年ではリサイクルして燃料をつくるために食用油を回収する団体も増えてきました。 回収方法についてはお住いの地域の自治体等にご確認ください。
Q.油が酸化するとどんな状態になりますか?酸化した油は摂取しても問題ないのでしょうか?
油が酸化すると、油の中の不飽和脂肪酸が酸素と反応して過酸化脂質やアルデヒドなどの有害な物質が生成されます。 これらの物質は、体内で活性酸素を増加させ、細胞膜を傷つけるなどの影響を及ぼし、老化や疾病のリスクを高める可能性があります。
酸化した油の摂取は避けることが推奨されます。

酸化した油に含まれる過酸化脂質やアルデヒドは、体内で炎症を引き起こす可能性があり、心臓病や癌、アルツハイマー病などの慢性疾患のリスクを高めるとされています。
また、酸化した油は、食品の風味や質感を損なうため、料理に使用することも避けた方が良いでしょう。

綿実油は、抗酸化物質であるビタミンEが豊富に含まれているため、酸化しにくい油とされていますが、保存状態や使用方法によっては酸化する可能性があります。
常に新鮮な油を使用し、適切な方法で保存することが大切です。
Q.綿実油とサラダ油の違いはなんですか?
綿実油とサラダ油は、原材料となる植物の種類や製法が異なります。
原材料
綿実油は、綿の種子=綿実から得られる植物油です。ビタミンEが豊富で、抗酸化作用があるため、酸化しにくいとされています。
一方、サラダ油は綿実以外にも、大豆、菜種、コーン、ひまわりなどの種類の植物の種子が原料になります。

製法
綿実油は、綿の種子を圧搾して油を抽出する方法で作られます。
サラダ油は、大豆、菜種、コーン、ひまわりなどの植物の種子から搾油された油を精製した油です。

味や風味
綿実油は、独特の風味が少なく、料理の味を引き立てる特徴があります。
サラダ油は、原材料となる植物の種類によって、風味が異なりますが、一般的には淡白な味わいで、多目的に使える油です。

栄養成分
綿実油は、リノール酸が豊富で、コレステロールの上昇を抑制する働きがあります。
また、ビタミンEが豊富なため、抗酸化作用があります。
サラダ油は、原材料となる植物の種類によって、栄養成分が異なりますが、一般的には、オレイン酸やリノール酸、ビタミンEが含まれています。

以上のように、綿実油とサラダ油は、原材料、製法、風味、栄養成分に違いがあります。
どちらの油も、料理によって適切な使い分けが必要です。
Q.体質的に揚げ物を摂取しにくいのですが、なかでも摂取しやすい油はありますか?
体質的に揚げ物を摂取しにくい場合、その原因はいくつか考えられます。

消化器官の負担
揚げ物は油分が多いため、胃や腸に負担をかける可能性があります。
特に、胃腸の弱い方や胆石症、膵炎などの持病をお持ちの方は、油分の多い食事に注意が必要です。

油の種類
体質によっては、特定の油に対して消化不良を起こす可能性があります。
しかし、揚げ物を摂取しにくい体質の場合、どのような油を使用しても、油分の多い食事は消化器官に負担をかける可能性があります。
そのため、揚げ物を避け、蒸し物や煮物、焼き物などの低脂肪の料理を選ぶことをお勧めします。

また、揚げ物を食べる場合には、少量から始めて、体調に注意しながら摂取することが重要です。

体質的に揚げ物を摂取しにくい方は、栄養士や医師に相談し、適切な食事を選ぶことをお勧めします。
Q.1日の摂取の適量は?
油脂の1日の摂取の適量は、一般的に成人の場合、エネルギー摂取量の20〜30%程度とされています。
具体的には、2000キロカロリーのエネルギーを摂取する場合、油脂の摂取量は、44〜66グラム程度になります。

しかし、綿実油に限らず、油脂全体の摂取量を考慮することが重要です。
例えば、バターやマーガリン、肉類や揚げ物、加工食品にも油脂が含まれていますので、これらの食品の摂取量を合わせて、1日の油脂の摂取量を把握することが大切です。

また、油脂の摂取量については、年齢、性別、体重、活動量などの個人差によって違いがありますので、一概には言えません。
適量を過ぎて油脂を摂取すると、体重増加や生活習慣病のリスクが高まる可能性がありますので、注意が必要です。

綿実油は、リノール酸が豊富で、ビタミンEが豊富なため、健康に良いとされていますが、過剰摂取は避けるようにしましょう。

適切な油脂の摂取量については、栄養士や医師に相談することをお勧めします。